器質性の理由(外科的要因)

生活習慣病などの理由による器質性のものとして、内科要因と外科要因があります。ほとんどの場合は、生活習慣病に代表される内科要因だそうです。外科要因としては、外科手術の後遺症や神経系の疾患などが、その原因となることがあります。ここでは、その外科要因によるものについてご紹介します。

直腸や前立腺、膀胱など骨盤内にある臓器手術は中枢神経と陰茎神経を傷つけてしまう可能性があります。現在は「自律神経温存手術」を行うことで随分解消されていますが、まだ完全ではありません。また、骨盤内以外にも、脊髄など中枢神経が通っている箇所の治療にはEDのリスクが伴ってきます。

前立腺に関しては、治療薬である抗男性ホルモン薬の副作用でEDを併発することがあります。男性ホルモンを抑えることで、性欲や勃起そのものが起こりにくくなるわけです。残念なことに現在では、EDが直接生命に関わる病気ではないため、他の病気の治療が最優先されてしまい、投与される薬と副作用によると思われる性機能障害との関連に対する研究は遅れています。しかし病気は治すだけではなく、治った後の生活のことも考えて欲しいですね。他の病気が治っても、こんどはEDに悩まされるのでは結局、病院や病気と離れなれなくなってしまいますから……。