器質性の理由(内科的要因)

器質性によるもののうち、圧倒的多数を占めるのが、生活習慣病などの内科要因です。糖尿病、高血圧症、心臓病、高脂血症などがこれにあたり、主な理由としてはどれも血管、血液に関する病気で、陰茎(ベニス)の血管に影響を及ぼし、十分な血液が流入しなくなることが原因と考えられています。ここでは生活習慣病とEDの関連をご紹介しますが、あくまでEDは生活習慣病がもたらす病気の一部です。EDに限らず、生活習慣は全ての健康の基本となるものです。健康には十分留意しましょう。

■糖尿病

最もEDの合併率が高く、糖尿病患者の3割~6割の方が合併しています。全国には、糖尿病によりEDを合併した患者が約100万人いるといわれています。血管の硬化により血流がおさえられることが原因ですが、糖尿病の場合は、薬の副作用も大きな要因となるようです。糖尿病治療薬のインスリンがEDの原因となってしまうのです。もともと糖尿病は合併症として血管障害と神経障害が出やすい病気ですから、EDへのリスクも高いということです。

■高血圧

血圧が高くなって血管にストレスがかかるため、血管が損傷してしまい、血流が抑えられることが原因ですが、糖尿病と同様、薬の副作用も大きいようです。降圧剤が血流を制限して海綿体へ十分な血液が供給されなくなってしまうのです。

■高脂血症・動脈硬化

高脂血症によって引き起こされる動脈硬化によって、血管は硬化し、海綿体に十分な血液が供給されないことが原因です。最近では、動脈疾患の2~3年前にEDが発病するという研究結果もあり、心疾患が動脈硬化へ繋がるという懸念もあります。